AC JAPAN(公共広告機構)のCMはどんなときに流れる?

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ACジャパンは、かつて「公共広告機構」と呼ばれていましたが、2009年に今の名前に改名しました。ACは「ADVERTISING COUNCIL(直訳:広告協議会)」の略。
正式な会社名は、社団法人ACジャパンで、経済産業省所管の特例社団法人であるが、民間の団体であり(公共広告機構という名前が民間っぽくないため名称変更した)、一部で誤解されているような税金で運営されていることはない。1200余の広告を取り扱う企業が出し合った資金で運営されている。
主な目的は、メディアを通した環境問題やいじめ問題などの啓発活動である。

ACジャパンのCMは、代替として流されることがほとんどであり、CM料は発生していない。会員社がACジャパンに無償で提供している。つまり広告を出す全企業の総意のCMだとも言える。ただし、どのCM(バージョン)をどれくらい流すかはテレビ局にまかせているようだ。
代替CMが流される例としては、

・企業や起用タレントの不祥事・事故による自粛、倒産など
表示偽装問題、談合問題、不適切な表示、起用タレントの暴力事件などが起こった場合、自粛することが幾例かある。

・災害時などにスポンサーが自粛した場合
阪神・淡路大震災、東北地方太平洋沖地震(東日本大震災)で、多数の食品、メーカーが自粛し、枠に大穴が空いたため、ACジャパンのCMが大多数を占め、あまりの多さに苦情が来た。しかし、テレビ局の番組は尺が決まっているため、元々確保していたCM枠を削ることができないのでそのまま流す。CM終わりの高音のサウンドロゴ「AC~♪」がトラウマになり、音声を消したCMまで登場した。

・スポンサーを確保できなかった場合、スポンサーが降板した場合の穴埋め
番組がやらせ報道だったり、不適切な発言をしたなどの問題が起こり、降板するスポンサー例はいくつかある。

・突発的な事情(自然災害、大規模テロ、皇室の慶弔など)によって、特番が放送される場合
そもそも契約していた番組がなくなっている(内容や出演者など)のだから仕方がない。テレビ局報道も生放送が多くなるので、息継ぎ的な意味で流すこともあるだろう。

その他、地域によって地域性とCM内容がそぐわない場合など、局所的にACジャパンのCMに差し替えることもある。

内容は深刻(重たい)ものが多いが、重く感じさせずに軽い感じに仕上げているものも多いが、それがかえって不謹慎と捉えられることもあるが、それは人の感じ方の違いだろう。深刻なものを深刻に語っているもので、トラウマっぽくなるケースもあるのでなんともいえない。

少なくとも税金の無駄遣いとかではなく、企業CMの代替である、という点で穏やかに見よう。

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怖かったですしつこい位流れてて