「ドラえもん」で不適切表現!?

アニメ版「ドラえもん」(1979年4月2日~2005年3月25日放送)で不適切な表現があったということで、小学館が謝罪しそのDVDが回収・交換になるという事態になった。

その問題のシーンはこちら

これは「一生に一度は百点を」というタイトルのお話で、ドラえもん タイムマシンBOX 1979に収録されている。放映は1979年4月18日なので本当に初期の初期のお話(コミックでは1巻11話目に収録)だ。

のび太が宿題をするために、スラスラと答えを書いてくれる「コンピューターペンシル」を使って答えを書いていくというシーン。
その問題に非常におふざけが入っている

C 交流回路で消費される精力

交尾回路で消費される電力の例

(3)負荷がコンドームーの時

とまったく訳のわからない問題が並んでいる。これは当時の制作会社がおふざけで作ったもので、原作やメッセージ性なものとは何の関わりもない(そしてその答えがなぜか意味不明なドイツ語)。コンピューターペンシルとして正解なのかどうかもわからない。
以前のNHK「みんなのうた」に不適切映像で回収&自粛?の時もそうだが、当時はビデオ(ましてやDVD)などが発明されるとも思わず一瞬映る映像を気に止める人もいないだろう、という考えだっただろう。上記の映像が流れる時間はたったの2秒なのだから。
その実、放映当時にはクレームなどまったくなかった(もし見つけた人がいても社会的にクレームを言う人もいなかっただろう)。

今回はこのDVDが発売ということで、事前チェックを怠ったために、多くの人の目に留まってしまったわけだ。「子どもに悪影響があるから交換しろ」というクレームがあったかどうかはわからないが、指摘に対して小学館がすぐに動いたということだろう。交換品は問題が削られているという。交尾とかコンドームという言葉自体が子どもに悪影響があるかどうかはともかくとして、小学校の宿題では明らかにおかしくおふざけが過ぎるだろう。

それでも初期のドラえもんがまた見られるというのは嬉しいことだ。「夢と希望を与えるドラえもんなのにすいません」と謝罪しているが、今放映されているドラえもんがすでに当時の人たちの夢をぶち壊していることに気づいてほしいなぁと思わずにはいられません。

(c)藤子プロ・小学館・テレビ朝日・シンエイ・ADK