訂正印の使い方は?

訂正印は、契約書や申請書などの書類において、誤字・脱字をしてしまった場合、本人もしくは権限を持った人(承認者など)が訂正したこ とを証明するために押すものです。

使用される印鑑は、正式な契約書など(実印が必要となるような重要度の高いもの)の場合は、その書類で使用している印鑑を使用することが通例となっています。当人が押していることを証明するためです。
社内文書などであれば、訂正印用として売られている小さめの印鑑を使用してもかまいません。

訂正印の押し方は、
横書きの場合、修正箇所に2本線を引いてその上(空いていなければ下)に訂正印を押印して、正しい記述を行います。
縦書きの場合、修正箇所に2本線を引いてその右側(空いていなければ左側)に訂正印を押印して、正しい記述を行います。
いかなる場合も朱肉を使用します。

なお、欄外の「捨印」という箇所に訂正印として押印して、「○○文字削除、△△文字追加」などと各方法もありますが、この場合は修正の権利を第三者に委任しているということになるので、改ざんの恐れもあるため、公の機関(銀行など)以外ではむやみに押さないほうがよいでしょう。

参考:捨印は何のためにあるのか?