満員電車の座席バトルに勝つ方法

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首都圏サラリーマンにとって最大の難関である満員電車。

行きは寝起きの体で戦地に赴き、帰りは疲れた体に鞭打ち乗車。

満員電車の中に立ち続けるのは非常に体力を奪われる。なんとか座りたいものである。

しかしながらなかなか座席が空かなかったり、先にとられてしまったりするだろう。

そこで今回は座席バトルに勝つ方法を伝授しよう。


・座っている人の前に陣取れ

大前提です。これがないと座ることはできません。最初から座ることを諦めてる場合は、ドアや横の手すりにもたれていると多少は楽になれると思います。ただ、ドアがいきなり開いてびっくりして恥ずかしい思いをすることもあるのでご注意。
あと、超満員電車ならばあえて真ん中に立って体を委ねていても時々楽である。
・つり革を持て

つり革を持つと、その空間において優位に立てる。そして座席の前だと、後ろから押されてたいへん辛い姿勢になることがある。眠っている人になだれ込まないようにつり革か網棚で支えておいたほうがよいだろう。
・座っている2名の間に立て

目の前に立つのではなく、斜め前に立っておく。前の人が降りようとしたときに、ドアのほうへ誘導するとともに他の人を完全にブロックしつつ滑り込むように座る。

また2名の間に陣取っていれば、2名分のチャンスが生まれるのは言うまでもない。
・7人掛けの真ん中は狙うな

7人掛けの真ん中はドアとドアのちょうど中央に位置し、その人が左に降りるか右に降りるかがわからない。自分に向かって立ち始めると、逆側から滑り込まれてしまうのだ。なるべくドアに近い(降りる向きが決まっている)人をターゲットにしよう
・人がたくさん降りる駅では、改札(階段)の位置を把握せよ

改札付近は込み合うので、なるべく近いところで降りようとするのは当然の理である。自分が降りる駅の改札よりも座ることを優先するならば、遠くなっても一番人が降りる車両を選ぼう。多くの人は階段やエスカレータの近くの車両を選ぶ。
最初から人が少なめな端っこ車両を選んでもいいが、人の出入りが少なくある意味危険である。
・駅に着いたとき外を見る人に注目せよ

これはかなり有力な手がかりだ。
「今、どこの駅だろう」と気になっている人は、降りる駅が近づいている。さりげなく近くを陣取ろう。
・熟睡している人は無視せよ

熟睡している人は終点またはその近くまで乗っていく可能性が高い。待っているのは得策ではない。
ただし、目を覚ました後、駅を確かめてから二度寝をしないのは、降りる駅が近づいているために我慢している可能性が高い。
・学生の近くに待機せよ

サラリーマンオフィスと学校は立地場所が異なる場合が多い。特に制服(中高生)は意外と辺鄙なところで降りたりする。
制服や学校名で降りる駅が分かるときはもちろんのこと、途中で降りる可能性はじゅうぶんにありうる。
逆に大学生は遠くまで乗っていくことが多い。
・老人の近くが穴場

高齢者が多く降りる駅(日中)というものが存在する。特に老夫婦などは途中で降りる場合が多い。逆に夜は遠くまで乗っていくことが多いので注意。
・かばんが網棚の上にあったら要注意

満員電車の中で、網棚の上のかばんをとることは難しい。そのことを知っていれば、抱えておくというのが一般的スタイル。つまり、上におくということは、空いてる状態(終点など)になってから取るということなのだ。
・本をしまったら行動に移せ

読んでいた本をかばんにしまったら、いよいよ降りるときが近づいている。心の準備をしよう。
なお、しまったかと思ったらいきなり寝出すフェイントもあるので、注意しよう。
・かばんをいじりかたに注目せよ

前項と同じ理屈で、座っている人も降りる準備をする。かばんを握りだしたりしたら、降りるときかもしれない。降りる意思のある人はかばんをひざの上に載せ、目線はドアや窓の外に向き、背中がすこし座席から浮き始めているはずだ。
・朝はオフィス街、帰りは賃貸街

朝(行き)ならば職場に向かう人であり、帰りであれば賃貸物件などが密集しているなど住みやすいところを狙い、それにあった格好、年代層の人に目をつけておく。乗り換えの駅も重要。
年齢層の高いサラリーマンは遠くまで乗っていく確率が高いが、若い人に比べ乗換えを苦としないので都心の乗換人気駅はチェックだ(それを過ぎてしまったら諦めよ)。
・3秒ルール

席が空いたらからといって、すぐに座るのが憚られる人もいるだろう。そんなときは「3秒」待っていよう。3秒でほかの人が座る気配がなかったら座ってしまってかまわない。これは暗黙のルールなのだ。
・立っている老人や妊婦さんなどと一緒に並ぶのは不利

近くに自分よりも座席に座るべき人がいれば、当然その人に席を譲るべきである。それを無視して自分が座るようでは日本の未来は暗い。他人をブロックしてまでもその人のために席を確保してあげるぐらいの気持ちがほしい。
だから自分がどうしても座りたいときは、座席を奪っても良心を咎めない人と並ばなければならないのだ。


そんなことを考えながら、ギャンブル感覚で満員電車を楽しんでみてはいかがでしょうか。

参考:満員電車がなくなる日
参考:修羅場能力判定パズル シュラバンバン・満員電車バトル

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はあ。