「奈落の底」の奈落の語源は何?

| コメント(1)

舞台の下(地下)にある空間を「奈落」と言います。元はサンスクリット語のnarakaの音が訛ったものです。
昔は廻り舞台(回り舞台/回転舞台)を手動で回しており、そのために、この「奈落」で働く人がいました。

江戸時代、この「奈落」で働いていた人達は、前科者や顔を外に出したくない人達などが多く、
仕事は力仕事ですが、一日に数回頑張ればいい仕事なので、もらえる給料も安かったらしいのです。

その「安く・汚く・きつい・・」といった仕事内容から、現在の「奈落に落ちる」という言葉が生まれたという説があります。

コメント(1)

ネパールのカトマンズに住んでいます。
日本語を教えたりもしています。
奈落という言葉と同じ発音で、「ナラク」という言葉があります。
意味は、「地獄」です。
インドの言葉と同じだと想像していますが、たぶん仏教用語として日本へ何かの形で伝わったと考えられます。