テレビで流れるBGMの著作権は支払ってるの?

音楽は有名アーティストの曲であろうと、アニメやゲームのSE(効果音)であろうと、社団法人日本音楽著作権協会(通称:JASRAC[ジャスラック])が著作権保有・管理をしています。

テレビでアーティストが歌うこともあれば、クイズで出題されることもあれば、ドキュメンタリーのBGMにも音楽(及び歌詞)は使われますが、これはすべてこの団体に支払っています。基本的にはB'zの曲であろうと誰も知らないアニメのBGMでも回数(もしくは時間?)でカウントされるので、著作権料は同じです。

ただし、1回1回カウントして払っているのは労力が大変なので、年間の包括契約として一括で支払っています。局によって差はありますが、一般的に億単位の支払いになると言われています。

ですから、とあるアーティストが音楽番組で
「それでは歌っていただきましょう。○○さんで△△!」
で、本人自らが歌う番組は数々ありますが、これも著作権料をJASRACに支払っています。

「え?自分の歌なのに?」と思うかもしれませんが、JASRACは使用された楽曲の著作権料を作曲家・作詞家・音楽出版社に送金していますので、後で何%かは戻ってくると考えることができます。

・フリップに歌詞を書いた
・鼻歌を歌った

これも厳密に言えば、著作権料を搾取される行為ですが、どこまで厳密に行われているかは謎です。