世界各国はバレンタインデーをどのように祝うのか?

2月14日と言えば、「バレンタインデー」であり、女性から男性にチョコを贈る(もしくは愛の告白をする)のが慣例となっている。

そもそもバレンタインの由来は、269年キリスト教司祭のバレンタイン氏が、禁止とされていた兵士の結婚を密かに行っていたことが発覚し、ローマ皇帝の怒りに触れ処刑された日である。
それが「愛の誓いの日」になったとされている。だから特に女性から男性への愛などといったことは歴史的には特にない。

このバレンタインデー、世界の国々はどのように祝っているのだろうか?
(下記文献は各国の全体的なイメージなので、地域によって差はあります)

【日本】
日本では、女性から男性にチョコレートを贈る場合がほとんである。
ちなみにチョコを贈ることになった由来は
1936年 神戸モロゾフ洋菓子店→売れなかった
1958年 メリーチョコレートカンパニー→売れなかった
1960年 森永製菓→大々的にやり始めてその後定着した
と、噂に違わず製菓会社の企画であった。
年間のチョコレート消費量の2割はこの日で費やされる。

【ヨーロッパ】
男性から女性へも女性から男性へも贈り物がされる。中にはチョコレートもあるが、花やケーキ、カードなど多種多様な贈り物がされる。
ちなみに「ホワイトデー」という習慣はない。

【アメリカ】
男性から女性に花とカード、チョコなどを贈る場合が多い。義理や愛の告白で贈られるものではなく、恋人同士や夫婦や家族などが贈り合い「感謝」の意を込める意味合いが強いようだ。

【韓国・台湾】
日本の影響からか、チョコレートを贈られることが多い。
ただし、台湾では男性から女性に贈る割合のほうが多い。また、韓国に「義理チョコ」の文化はない。

【サウジアラビア】
イスラム教の教えの影響で、祝うことは全面禁止となっている。
極端な話、祝うものは"最高刑で死刑もありうる"とまで言われている。

【インド】
国としてはカップルが贈り物をしあう文化について禁止などとはしていないが、一部右翼団体が「ヒンズ文化に合わない」としてバレンタインをまっこう否定し、バレンタインを祝うものを攻撃すると宣言している(2009年)。