寿司同士の仕切りのため、彩りのために緑色のギザギザの葉っぱのようなものが入っているのを見かけると思う。
これは「バラン」と呼ばれるものである。
バランは元々「ハラン(葉蘭)」という植物を人工的に作ったものであり、かつては寿司に本物の葉蘭を使っていた名残である。
コスト削減のため、人工の葉蘭を使うようになったとき、人造葉蘭(ジンゾウハラン)が人造バランと濁音になったのが、いつしか「人造」がとれて「バラン」となったといわれている。
本物の葉蘭は防臭効果があるが、もちろん人工バランにはその効果はない。